上図のように、100G PSM4仕様では、8つのシングルモードファイバ(4つの送信と4つの受信)上のポイントツーポイント100 Gb/sリンクの要件が少なくとも500m、それぞれ25 Gbpsで伝送されることが定義されています。4つの同一かつ独立したレーンが各信号方向に使用されます。
100G PSM4 QSFP28モジュールは1310nmで動作する単一の非冷却分布帰還(DFB)レーザを採用するにより、各レーザにMUX/DEMUXを必要としません。ただし、ァイバごとに直接変調DFBレーザ(DML)または外部変調器が必要です。詳しく『QSFP 100G PSM4光モジュールについて』をご覧ください。
したがって、2つの100G CWDM4光トランシーバモジュールを接続するには、デュプレックスシングルモードファイバを使用する必要があります。CWDM4は2kmに制限されています。現在、CWDM4リンクは、100G CFP4またはQSFP28光トランシーバの両方で使用されています。ただし、コンポーネント数が多いため、CWDM4モジュールのコストが上昇します。したがって、トランシーバ単体では、CWDM4はPSM4よりも高価です。詳しく『QSFP28 CWDM4光モジュールについて』をご覧ください。
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100G PSM4 QSFP28 | 100G CWDM4 QSFP28 |
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光送信機 | 4つの統合されたシリコン光変調器と1つの分布帰還レーザ | 4つのCWDM直接変調レーザ |
4波長CWDMマルチプレクサ | 不要 | 必要 |
コネクター | 8本のファイバを備えたMPOコネクタ | デュプレックスLCコネクタ |
ファイバ | パラレルリボンSMF(8本のファイバ) | デュプレックスSMF |
リーチ | 500 メートル | 2 キロメートル |
光トランシーバモジュール構造の観点からは、出力パワーを4つの統合されたシリコン変調器に分割する単一の冷却されていないCWレーザを使用するため、PSM4はより費用効果が高くなります。しかし、インフラストラクチャの観点から見ると、PSM4は8つの光シングルモードファイバを使用し、CWDM4は2つの光シングルモードファイバのみを使用するという主な理由から、リンク距離が長いとPSM4の方が高価になります。