FS|セキュリティゲートウェイとは?その仕組み・機能について解説
セキュリティ、ネットワークの信頼性を評価する際に重要視された項目の一つです。技術革新に伴って、サイバー攻撃やネットワーク侵害も日々深刻かつ頻繁となっています。規模や業種によらず、起業したばかりの会社でも大手企業でも、情報漏えいや機密データ流出のような危機に晒されています。それを防ぐために、安全性かつ安定性の高いセキュリティ対策を打つ必要があります。新しい次世代多機能型セキュリティゲートウェイの完備したセキュリティにより、ネットワークの安全性が確保されます。
企業が直面している「セキュリティ脅威」
企業や機関組織のアンケート結果によれば、ネットワークセキュリティに関する研究や対策、情報が複雑化しているとの認識が高まっています。モバイルデバイス、ユーザー数、クラウドアプリ、ネットワークトラフィックの増加により、攻撃リスクも増えています。中小・中堅企業も同じ課題に直面し、セキュリティ意識の欠如による機密情報や個人情報の漏洩が頻発しています。ITセキュリティ部門のない企業は特に脆弱であり、不正サイトを見分けられないため、情報盗難のリスクが高まります。ネットワークセキュリティを強化するには、不正トラフィックの拒否や監視、従業員のインターネット利用やサイトアクセス行為の管理が一般的な対策です。FSセキュリティゲートウェイを活用することで、不正トラフィックを効率的に識別・監視し、ネットワーク全体のセキュリティを確保する方法を説明します。
ステートフルファイアウォール機能——ネットワークの第1防衛ライン
企業データベース・機密情報は会社の命だといっても過言ではありません。データベースに基づいて運営する企業にとってはなおさらです。ステートレスファイアウォールに比べて、ステートフルファイアウォールは随時に接続状態をチェック・追跡し、トラフィックやデータパケットを検査しています。ファイアウォールを強化したことで、FS SG-5110多機能型セキュリティゲートウェイはお客様の情報・データを守ることができます。また、ARPスプーフィング(ARPプロトコルの応答を偽装することにより、LAN上で通信機器のなりすましを行う技法)への完備した対策を備えたFS SG-5110セキュリティゲートウェイはDDoS攻撃(Distributed Denial of Service Attack、サービス拒否攻撃)を有効に防御するため、高い安全性・安定性をもつネットワークの構築を実現しました。
企業の規模によらず、次世代のステートフルファイアウォールにはユーザーの個人情報・企業の機密データを守り、アイデンティティの識別・状態確認を行うという責任があります。ネットワークの安全性・安定性・効率を高め、ネットワークセキュリティを強化するために、高いコストを費やし、品質の良い製品に切り替えることが必要だと考えられます。
セキュリティの未来を切り拓く―SG-5105セキュリティゲートウェイの革新的な機能
次世代マルチサービスセキュリティゲートウェイで、安全で柔軟なネットワークを構築します。SG-5105ゲートウェイは、セキュリティ、ルーティング、ワイヤレスコントローラー、SPIファイアウォール、高度な脅威軽減機能を組み合わせ、中小規模ネットワークの出口で費用対効果の高い安全な接続を実現します。L2およびL3ローミングにより、シームレスなモビリティのための最適なパフォーマンスが可能になります。さらに、高度なステートフルファイアウォール、URLフィルタリング、アンチDDOS攻撃およびDPIを搭載しています。最大10個のWANポートを備え、帯域幅の使用を最適化します。安全性の高いVPN、IPsec、GRE、L2TP、PPTPVPNプロトコルをサポートし、ポータル認証とAAA統合により、より高いレベルのセキュリティが提供されます。高速で可用性の高いルーティング、ファイアウォール、コントローラの機能を1台のデバイスに集約することで、企業はネットワークの複雑さを解消し、リソースの保護と優先順位付けを行い、総所有コスト(TCO)を下げながらユーザーとアプリケーションの体験を向上させることができます。
オンライン不正行為の検出と防止——インターネットへのアクセスを管理
ネットワーク管理者はFS セキュリティゲートウェイで接続したユーザーのオンライン行為を監視・管理することができます。トラフィックやアクセスの不正行為があるのか、データの受送信に異常があるのかについて詳しく調べることで、不正行為を阻止したり、デマ拡散を防止したりすることが可能です。 SG-5110セキュリティゲートウェイでは2600個以上のアプリケーションかつ3000万のURLアドレスを識別することができます。不正アクセス、ウィルス感染、不正ソフトウェアによる被害などといったセキュリティ事故・事件を防ぐために、セキュリティゲートウェイは最適なソリューションだと考えられます。
IPsec VPN & SSL VPN、拠点間リモートインターコネクション(相互接続)
リモートワーク(遠隔勤務、在宅勤務)を導入した企業が増える一方、いかに情報・データの安全を確保し、漏えい・流出などのような不祥事を避けることは問題視されています。IPsecあるいはSSL VPNを利用することで、本社にあるデータセンターにアクセスして、必要なデータや情報を参考しながら、仕事を滞りなくこなすことが可能です。
PFS(Perfect Forward Secrecy、完全転送秘密)セキュリティゲートウェイはIPsec VPNとSSL VPNの特性を用い、改ざん検知・暗号化機能を生かし、遠隔通信の秘密性・安全性を強化しました。複数の支社や事務所を持つ企業にとってFS セキュリティゲートウェイはなくてはならない安全保障だと言えるでしょう。
企業におけるFS セキュリティゲートウェイの活用
次世代多機能型セキュリティゲートウェイとして、FS SG-5110はステートフルファイアウォール、オンライン不正行為検知・監視、IPsec VPN、SSL VPNなどの機能を備えています。それを活かして、FS SG-5110セキュリティゲートウェイは学校のような教育現場、ホテル、スーパー、ショッピングセンター、オフィスなど、様々な場所で活用されています。例えば、法人向け無線LANにおけるセキュリティゲートウェイの活用は上記の図のように描かれました。また、FS 次世代スイッチ及びWi-Fi6対応製品とセットで利用すれば、セキュリティを一層強化することが可能です。
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