キャンセル
https://media.fs.com/images/community/uploads/post/202010/29/24-qsfp56-transceiver-2.jpg

QSFP56とは?QSFP56 vs QSFP28 vs QSFP+の比較について

ともや

翻訳者 wagtail
2021年2月6日 に投稿された


 光伝送技術は常に革新を求め、進化し続けています。時代変化に伴うニーズの多様化に連れて、安定かつ安全の高速化したネットワークを構築するのは課題となります。それを実現するには高速な光通信をサポートする光トランシーバが欠かせません。その中から、異なる規格の光トランシーバが次々と世に出されました。

 例えば、次世代ネットワークに向けた200G QSFP56光トランシーバが注目を集めています。200G高速光トランシーバとして、QSFP56規格とは?他のQSFP規格と比べて、物理的・機械的寸法は何が違うのか。QSFP56-DDとの関係とは?光トランシーバの種類について詳しく説明します。

200G QSFP56光トランシーバ

200Gイーサネット用にはQSFP56と呼ばれるフォームファクタが適用されます。既存のQSFP28光トランシーバと同じサイズ(幅18.4mm×長さ72mm×高さ8.5mm)です。QSFP56のインターフェスは1波長あたり100Gb/S PAM4を4レーンまたは4波長で束ねて伝送する方式で、SFPトランシーバーより広い帯域幅を持っています。

 QSFP規格をベースにした40G QSFP+モジュールは、スイッチ、ルータ、メディアコンバータなどのネットワークデバイスとファイバケーブルとの相互接続を可能にします。そして、100G QSFP28モジュールは40G QSFP+モジュールと同じケーブル構造と高密度機能により、高速かつ低損失の100Gネットワークを構築することが可能です。それ以外、200G QSFP56、400G QSFP56-DDなどもあります。

 4×50G 200GbEトランシーバーにQSFP56、200G QSFPといった名称があります。QSFP56光モジュールはQSFP28のフォームファクタ使用をそのまま使用し、伝送距離によって具体的な規格が決まっています。CR、SR、DR、FR、LRなどといった異なる規格は、短距離用マルチモードファイバ(OM3、OM4)と長距離用シングルファイバ(OS1、OS2)に対応できるように設けられました。

Figure 2:Types of QSFP form factor

 また、200GネットワークにおけるQSFP56 AOC(アクティブ光ケーブル)/DAC(ダイレクト接続銅線)の使用によって、全体の配線量が減り、敷設の時間節約・コストの削減も実現できます。後方互換性により、200G QSFP56を2チャネル×100G QSFP28、あるいは、4チャネル×50G SFP56に分割して、信号を伝送することが可能です。

QSFP56 vs QSFP28 vs QSFP+

前置された英字の表記(QSFP)から見れば、QSFP56、QSFP28、QSFP+、3つの規格は同じQSFPフォームファクターをベースにしたことが分かります。しかし、下記の図表に示すように、それぞれは異なる機能・性能・適合性を持っています。



規格名称 発表年 正式名称 電気的インターフェスのレーン数 光インターフェスのレーン数 通信速度 変調方式 回線速度
QSFP+ 2010 Quad Small Form-factor Pluggable Plus 4 4 10Gbps NRZ 40G
QSFP28 2016 Quad Small Form-factor Pluggable 28 4 4 25Gbps NRZ 100G
QSFP56 2018 Quad 50 Gigabits Small Form-factor Pluggable 4 4 50Gbps PAM4 200G

QSFP56からQSFP56-DD(400G QSFP-DD)へ

QSFP56の代わりに、ニーズの急増に対応できる新規格であるQSFP56-DD(400G QSFP-DDとも呼ぶ)が湧き上がってきました。中のDDはDouble Densityの意味であり、倍密度を表すものです。400Gを実現するために、4レーンから8レーンまで増やし、いわゆる、4レーン×2列の50G-PAM4の電気的インターフェースを設けました。

 さらに、400G QSFP56-DDポートはQSFPトランシーバと下位互換性があるため、QSFP56-DDポートに挿入されたQSFP56モジュールの正常な作動が可能です。次世代400Gネットワークの構築を実現するに当たって、QSFP56-DDのような下位互換性を備えた新規格の制定・普及は将来への道筋ではないでしょうか。

1.7k

おすすめのコンテンツ