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ネットワークサーバーとは?定義・種類・用途を簡単に説明

Updated on 7月 19, 2022
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 事業拡大に伴い、企業ではファイルの保存やアプリケーションの実行など、リソース共有における信頼性と効率を向上するために、ネットワークサーバーが必要とされています。しかし、ネットワークサーバーにはさまざまな機能や特徴があるため、適切なサーバーを選択するのはそれほど簡単ではありません。この記事では、ゼロからサーバーに関する基本的な知識を身につけましょう。

目次

ネットワークサーバーとは

ネットワークにおけるサーバーの種類

ネットワークサーバーの機能と用途

 

ネットワークサーバーとは

 ネットワークサーバーとは、ネットワーク上の他のコンピュータにディスクスペース、ハードウェアへのアクセス、プリンタへのアクセス、電子メールサービスなどのさまざまな共有リソースを提供するための中央リポジトリとして使用されている強力なコンピュータまたはデバイスのことです。

 ネットワークサーバーはより高い安定性、セキュリティ、パフォーマンスを必要とするため、通常、CPU、チップセット、メモリ、ディスクシステムなど、より強力なコンポーネントで構築されています。これらのコンポーネントは、より優れている処理能力、メモリー能力、ストレージ能力を持ち、データの蓄積や処理することができます。さらに、サーバーは通常、より堅牢なオペレーティングシステムを使用し、24時間365日稼働しています。

Network Server

 

ネットワークにおけるサーバーの種類

 様々な要件によって、サーバーの種類もそれぞれ異なります。

筐体による分類

 サーバーフォームファクターにより、サーバーにはラックマウントサーバー、タワー型サーバー 、ブレードサーバー、サーバーキャビネットの4種類があります。

ラックマウントサーバー:ラックマウントサーバー(関連製品)は、サーバーラックに格納されるように設計されたサーバーです。ラックマウントサーバーは、すべてのハードウェアデバイスを収容し、スタンドアロンシステムとして実行することができます。また、省スペースのため、接続の管理やシステムのメンテナンスが容易になります。中堅企業やサーバーの需要が多い企業に向いています。

Rack Server

タワー型サーバー:スタンドアロンのシャーシ構成で、一般的なデスクトップPCに似ていますが、サーバーのコンポーネントが含まれています。タワー型サーバーにはいくつかの形状があり、強力な処理能力を提供し、追加の取り付けハードウェアは必要ありません。しかし、より多くのスペースを占め、管理も簡単ではありません。そのため、中小企業やその他の商業環境でよく見られます。

タワー型サーバー

ブレードサーバー:ブレードサーバーは、大規模データセンターと高密度コンピューティングのために設計された、高可用性と高密度を備えたサーバーです。CPU、ネットワークコントローラー、メモリ、および一部の内蔵ストレージドライブのみを搭載した、スリムでコンパクトなサーバーです。ブレードサーバーは、他のサーバーと比較して、より高い処理能力を提供し、より少ないスペースで、より少ないエネルギーを消費することができます。しかし、ブレードサーバーの初期投資、導入、設定にかかる費用は高額になる可能性があります。

Blade Server

サーバーキャビネット:キャビネットサーバーは、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージを統合したサーバーです。アプリケーションをターゲットに応じて、ソフトウェアを導入することで、提供したトータルソリューションも異なります。サーバーキャビネットはメンテナンスが容易なため、統一された集中管理や自動的なビジネス展開が容易に実現できます。

Cabinet Server

 

命令セットによる分類

 命令セットにより、サーバーにはCISCサーバー、RISCサーバー 、VLIW サーバーの3種類があります。

CISCサーバー:CISCとは、しくすと読み、Complex Instruction Set Computerの略語で、コンピューターの命令セットアーキテクチャの設計の方向性の一つです。CISCを採用したCISCサーバー(X86サーバーとも呼ばれる)では、単一のプログラムの命令が順次及び直列に実行されます。順次実行のため制御は簡単ですが、コンピュータの各部の利用率は高くなく、実行速度も遅いです。

RISCサーバー:RISCとは、りすくと読み、Reduced Instruction Set Computingの略語で、日本語に直訳すると「縮小命令セットコンピュータ」の意味を指します。命令体系が比較的単純で、一般的な作業は効率よく、消費電力も少ないですが、複雑な作業に対する効率は低いです。

VLIWサーバー:VLIWとは、Very Long Instruction Wordの略語で、日本語に直訳すると「超長命令語」という意味を指し、マイクロプロセッサ(MPU/CPU)の設計様式の1つで、複数の命令を1つの命令としてまとめて同時に実行する方式のことです。このアーキテクチャは、先進のEPIC(Explicitly Parallel Instruction Computing)を採用し、プロセッサアーキテクチャを簡素化したため、製造コストを削減し、他の命令セットを採用したサーバに比べて低価格、低消費電力、高性能を実現しています。

 

プロセッサ数(CPUの数)による分類

 サーバーは、CPUの数によって、シングルプロセッサ・サーバー、デュアルプロセッサ・サーバー、4プロセッサ・サーバー、8プロセッサ・サーバーに分類されます。現在、最も多く使われているのはデュアルプロセッサ・サーバーです。

 

適用シナリオによる分類

 サーバーに求められる機能要件は、適用のシナリオによって異なります。適用シナリオにより、サーバーはファイルサーバー、データベースサーバー、アプリケーションサーバーに分類されます。

ファイルサーバー:同じネットワーク上の他のコンピューターがファイルにアクセスできるように、データファイルの保存と管理を担当するサーバー(サービスを提供するコンピュータ)です。

データベースサーバー:サーバーに保存されているデータベースを保存・管理し、許可されたユーザーがデータにアクセスできるようにするために使用されます。

アプリケーションサーバー:ネットワーク上のさまざまなデータへのアクセスを提供し、アプリケーションプログラムのビジネスロジックを提供します。

 

ネットワークサーバーの機能と用途

 

1. ネットワークリクエストの処理

 サーバーの主で重要な機能は、ネットワーク接続を介してクライアント側からのすべての要求を受けることです。例えば、ユーザーがリンクをクリックすると、Webページのリクエストが対応するネットワークサーバーに送られ、サーバーはWebページを取得して組み立て、HTTPなどのプロトコルを使用して再送信し、ユーザーのブラウザはそのデータを受信して変換し、Webページを表示します。

 

2. データの保存と処理

 サーバーのもう一つの主な機能は、コンピューターネットワーク上で他のコンピューターからすべてのファイルやデータにアクセスし、保持し、転送することです。大量のデータを収容できるように、サーバーは一般に大容量を持ち、データの保存と処理のためのデータベースを提供することもできます。クライアントは、データベースに保存されたデータを一緒に処理したりアクセスしたりすることができます。

Data Storage and Processing

 

3. 悪意の攻撃から守る

 サーバーは、クライアントとの通信や情報の送信を管理することができるため、ハッカーの攻撃からコンピューターやウェブサイトを保護することもできます。クライアントがデータを要求するたびに、サーバーはIPアドレスなどのクライアント情報をチェックするため、もしマルウェアの脅威など不審な点があれば、サーバーはそのIPアドレスへのアクセスをブロックすることができます。こうすることで、コンピューターやウェブサイトに保存されているデータを安全に保つことができます。

 

4. データのバックアップ

 データに敏感なアプリケーションでは、データのバックアップを行うネットワークサーバーも必要です。企業は、マスターサーバーで処理・保存されたデータを自動的に複製・保存できるバックアップサーバーを構成することができます。バックアップされたデータは圧縮されることが多く、データフットプリントを減らし、ネットワークへの影響を最小限に抑えることができます。マスターサーバーに障害が発生した場合、企業はバックアップサーバーからデータを復元することができ、ビジネスデータや顧客のビジネスデータが安全かつ利用可能であることを効果的に確保することができます。

Data Backups

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