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データセンター仮想化とは?意味・仕組み・メリット・クラウドとの違いについて

Updated on 6月 18, 2022
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 この10年間、クラウドコンピューティングの発展と柔軟なITソリューションへの要求の高まりにより、新技術が出てきました。サーバー仮想化が一般的になったことで、多くの企業が物理的なオンサイトデータセンターから仮想化データセンターソリューションに移行しています。

 

データセンター仮想化とは?

 サーバー仮想化とは、単一の物理サーバーを論理的に分割し使用することで、複数の独立した仮想サーバーの利用が可能となります。

 データセンター仮想化とは、クラウドソフトウェアプラットフォームを使って物理的なデータセンターをデジタルデータセンターに移行し、企業が情報やアプリケーションに遠隔からアクセスできるようにすることです。

 

データセンター仮想化の仕組み

 仮想化データセンターでは、SDDC(サーバの仮想化、ネットワークの仮想化、ストレージの仮想化統合したもの)との呼ばれる仮想サーバーが従来の物理サーバーから作成されます。

 ハイパーバイザー(別名:仮想マシンモニタ、VMM)の「バイザー」は「管理者」という意味で、上位層からプログラムを管理するという意味を指し、コンピューターを仮想化するためのハードウェアです。このプロセスでは、ハイパーバイザーを通じて、プロセッサ、オペレーティングシステムなどの物理的なハードウェアを抽象化し、仮想マシン作成し、同じ物理マシン内で複数の異なるアプリケーションやOSを並列に実行することができます。CPU、メモリ、ストレージなどのリソースをプールとして扱い、既存の仮想マシン間や新しい仮想マシンへの再割り当てを容易に行うことができます。

data center virtualization
 

データセンター仮想化のメリット

 データセンターの仮想化は、収益性の向上、可用性および拡張性を求める企業にとって、さまざまなメリットをもたらします。

Benefits of Data Center Virtualization

拡張性

 物理サーバーの場合、大規模な資金調達と時間管理が必要となりますが、仮想データセンターは比較的シンプルで迅速、かつ経済的なセットアップが可能です。成長率が高かった企業であれば、仮想データセンターを導入・検討してもよいかもしれません。

 また、仮想データセンターは事業活動に季節性がある企業にも適しています。ピークシーズンの時には、物理マシンにコンポーネントを購入してインストールするよりも、仮想化されたメモリ、処理能力、ストレージを安価かつ短時間で追加することができます。同様に、ローシーズンの時には、仮想リソースを縮小して無駄な支出を大幅に削減することができます。これらはすべて、メタルサーバーでは不可能なことです。


データモビリティ

 仮想化が運用される前に、から詳細な分析やデータ保存まですべてがサーバーレベルで行われるため、いつの場合からしかアクセスできませんでした。十分に強力なインターネット接続できれば、仮想化されたリソースに必要な時に必要な場所からアクセスすることができます。例えば、社員は遠隔地からデータ、アプリケーション、サービスにアクセスでき、オフィス外での生産背尾を大幅に向上させることができます。

 さらに、ビデオ会議、ワープロ、その他のコンテンツ作成ツールなどのクラウドベースのアプリケーションを利用することで、仮想化サーバーは多様なコラボレーションを可能にし、より多くの共有機会を創出します。


コスト削減

 一般的に、物理サーバーはサードパーティプロバイダーに委託されるため、常に高い管理・メンテナンスが必要とされます。しかし、仮想データセンターでは、そのような問題は発生しません。物理サーバと異なり、仮想サーバは従量課金制の料金形態が多く、企業は使用した分だけを支払えばよいのです。これに対し、物理サーバは利用するしないにかかわらず、その管理・保守のためのコストをかかる必要があります。さらに、仮想化データセンターが提供する追加機能により、出張費など他のビジネス経費を削減することができます。

 

クラウドとの違い

 仮想化とクラウドは混同されがちです。なぜなら、どちらもハードウェアからリソースを分離して、抽象的なリソースから有用な環境を作り出すことが中心となるためですただし、両者はまったく異なりますが、密接に関連しています。

  仮想化 クラウド
説明 単一の物理ハードウェアシステムから 複数のシミュレートされた環境 または専用リソースを作成するために 使用されるテクノロジー ネットワーク全体でスケーラブルなリソースが 抽象化および共有されるIT環境
定義 テクノロジー 環境および方法
使用方法 1つのリソースを多くのリソースのように機能させる さまざまな部門(プライベートクラウド経由)または 企業(パブリッククラウド経由)が自動的にプロビジョニングされた リソースの単一のプールにアクセスできる
時間 数年(長期間) 数時間~数か月(短時間)
コスト 高い資本コスト (CAPEX)、低い運用コスト (OPEX)

プライベートクラウド:高い CAPEX、低い OPEX

パブリッククラウド:低い CAPEX、高い OPEX

拡張性 垂直スケール 水平スケール
ワークロード ステートフル ステートレス
テナンシー シングルテナント マルチテナント

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