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サーバーでサポートされているメモリーDIMM種類:UDIMMとRDIMMとLRDIMMについて

Updated on 7月 28, 2022
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サーバーのメモリー容量は、システム性能を決定付ける要因の一つです。サーバーで一般的に使用されるメモリはDIMM(Dual Inline Memory Module/デュアル・インライン・メモリ・モジュール)と呼ばれるモジュールタイプで、プリント回路基板上に搭載された一連のDRAMチップからなるメモリスティックまたはRAMのスティックです。その中には、UDIMM、RDIMM、LRDIMMの3種類があります。

 

UDIMMとは

レジスタ回路はメモリコントローラとメモリチップ間で信号のやり取りを行う回路で、制御信号の増幅などを行ってコントローラの負担を軽減するという仕組みがあります。

UDIMM(Unbuffered DIMM)はコンピュータのメインメモリ(RAM)として用いられるDIMM型のメモリモジュールの一つで、基板上にレジスタ回路を持たせずメモリコントローラーから発行された制御信号が全モジュールの各メモリチップに直接伝達されます。

特徴:

◉メモリコントローラーが直接メモリチップを管理するため、伝送速度が速い

◉回路が簡単なため、コストも安価

◉メモリコントローラーが制御できるメモリチップの数には限りがあるため、メモリチップの数が増えると、メモリコントローラーの管理能力は低下することが可能

 

RDIMMとは

RDIMM(Registered DIMM)とはコンピュータのメインメモリ(RAM)として用いられるDIMM型のメモリモジュールの一つで、CPUとDRAMチップの間にレジスタ回路を内蔵し、コントローラーから送られるコマンド信号やアドレス信号を受け取り、整流・増幅して全モジュールの各メモリチップにデータを再送信します。

特徴:

◉より多いメモリチップを実装し、複数枚のモジュールをサーバーに搭載することが可能

◉レジスタバッファを内蔵することで、メモリチップやモジュールの数が増加すると、メモリコントローラーの負荷を軽減できるが、限界があるため、さらにメモリチップを増えることが無理

◉メモリコントローラはより多くのメモリチップを制御することができ、メモリの枚数を増やして大容量化することが可能

◉バッファードモードと高性能レジスターモードに対応しており、UDIMMよりも安定した動作が可能

◉サーバーRAM市場で最も大容量のサーバーRAMの性能を発揮し、幅広い用途に利用される

 

LRDIMMとは

LRDIMM(Load Reduced DIMM)とは、DIMM型のメモリモジュールの一つで、レジスタバッファを通じてコントローラとメモリチップの間のすべての信号の受け取りを行い、大容量や高速性が重視されるサーバに使用されています。

特徴:

◉RDIMMよりデータバッファという信号を整理できる装置を搭載する

◉レジスタバッファにデータバッファをつけてそれぞれ信号を受け取るにより、メモリコントローラーの負荷を大幅に減らし、よりメモリを大容量化することが可能

◉RDIMMを置き換えることが可能

◉消費電力は比較的低い

 

UDIMMとRDIMMとLRDIMM:どっちがいい

UDIMM、RDIMM、LRDIMMの3種類の定義や仕組みを理解するだけでなく、それぞれの具体的な違いも理解することが重要です。

UDIMMとRDIMM

     UDIMM  RDIMM
 パフォーマンス  レジスタバッファ ・信号完全性が向上し、メモリコントローラの電気的負荷が軽減されるため、システムはより多くのサーバRAM 容量をサポートし、安定性を維持できる。
・より安定性、拡張性、信頼性に優れている。
 レジスタバッファがないため、メモリコントローラの電気的負荷が多少増加する可能性があるため、UDIMM 対応のシステムでは、限られた数の DIMM しか扱えなくなる。
 パリティ検出 レジスタを介したアドレス信号とコマンド信号に問題が検出されると、RDIMMはメモリコントローラにエラー信号を返信できる。 リティエラー検出機能がないため、メモリコントローラは、損傷した内部コンポーネントがある場合にのみ、一定期間後にアドレスと制御信号のエラーを検出することが可能。
帯域幅とレイテンシー
・両方はレイテンシーが高くなり、帯域幅が低くなる。
・サーバーのメモリチャネルあたり 3 つ以上の DIMM がある場合、RDIMM のほうが優れた性能を持つ。
・UDIMMは、サーバーのメモリチャネルあたり、最大2枚のDIMMに制限されている。
適用シナリオ
大容量かつ高性能なサーバー用RAMを必要とするハイエンドサーバーに適用
PCやデスクトップなど、メモリ要件が低いシステムで主に適用

 

RDIMMとLRDIMM

     RDIMM  LRDIMM
 DIMMスロット数(16)  最大容量  768GB  3072GB
 配置
 16 x 32GB 2R
16 x 128GB 8R
 DIMMスロット数(24)  最大容量  512GB  2048GB
 配置
24 x 32GB 2R
24 x 128GB 8R
 適用シナリオ  高速性と低レイテンシー
より高いメモリ密度
 

結論

科学技術の発展に伴い、より高い標準のサーバーメモリは、より強いコンピュータ性能、より低い電力消費、より低い発熱を重視しています。UDIMMとRDIMMとLRDIMMのメモリモジュールの比較を通じて、それぞれに特徴があり、異なるアプリケーションシナリオに適していることが分かります。ニーズに応じて、適切なDIMMを選択することができるのです。高性能サーバーには、LRDIMMが適しています。

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