ドイツ ITインフラ企業「NSK GmbH & Co. KG」:FSスイッチを用いた社内ネットワークの構築
「光トランシーバとファイバーを機に、FSというブランドを認識した。貴社の製品を愛用している。」
一 Mr. Kummer(NSK GmbH & Co. KG社のIT担当)
背景
NSK GmbH & Co. KG、略称はNSK(下記、NSKと呼ぶ)。ITインフラ関連のサービス(コンサルティング、インフラ構築、導入・施工・改善、システムの開発・管理・保守など)を提供するドイツIT企業として、NSKは業務量増加に応じて業務効率化と社内リソースの統合を図り、社内ネットワークの拡張に取り組もうとしています。
お客さまの要件に応じて、FSは厳格な品質検証と遠隔実機検証を経て、最適なITソリューションを提案しました。
課題
竣工の翌月から本格稼働を開始する新しいオフィスに向けて、NSKはFS社製ネットワーク機器の導入を決意しました。既存のアクセススイッチを取り替え、FS S3410シリーズスイッチを導入します。それと同時に帯域幅と台数の拡張を目的とし、無線通信(Wi-Fi)の基盤を強化します。
NSKの担当者はFS専門家チームと協力し、要件を満たしたスイッチと解決策を練り出しました。現地の状況を踏まえ、提案した製品の組み合わせでは最適なネットワーク構築を実現できるのかを検証した上で提案するのはとても手応えがあります。
取り組み
S5850シリーズコアスイッチとS3410シリーズアクセススイッチでコアネットワークを構築するというNSKからの要望に応じて、FS専門家チームは現状を考慮した上で2つの対策を提案しました。
提案1:S5850シリーズはVLAN / NVGRE / DCBX / PFC / MLAGをサポートし、ネットワークリンクの輻輳に起因するパケット損失を回避するPFCや、EVPNとMPLSによる経路制御を利用できます。S5850シリーズの多機能対応を活かし、ネットワーク仮想化に基づく帯域幅の配分・制御が可能になります。
提案2:スタック接続でコアスイッチを繋げ、ポート数を増やすだけでなくスイッチの統合による管理・保守も簡単になりました。
S5860-24XB-Uレイヤ3スイッチはPoE++(各ポートに最大90W給電力)、 20 x SFP+ポート(1G/2.5G/5G/10G)、4x25Gb SFP28、2x40Gb QSFP+を搭載します。 S5860-48SCレイヤ3スイッチは48x10Gb SFP+、8x100Gb QSFP28を搭載し、同じくスタック接続に対応します。大規模ネットワークに向けて、2機種は高い拡張性・安定性を提供し、PoEによる防犯や無線通信設備への給電を可能にしました。オフィス全体の通信環境がより一層強化された側面から検討した結果、NSKは提案2を引き受けました。
効果
時間通りにオフィス拡張ポロジェクトを完成しました。高拡張性・効率化を目標としたネットワーク導入は、業務効率向上とコスト削減に繋がります。FS専門家チームは引き続きNSKに用意周到な技術サポートを提供し、協力関係を深めます
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