QSFP28 LR4光モジュールについて
100Gデータセンターの光学機器の市場規模が急上昇していることが、100G光モジュールに対する大きな需要につながります。様々な100Gモジュールの中で、 100G QSFP28光モジュールはコンパクトで低消費電力のため、人気が最も高いです。前の投稿において、 QSFP28 SR4 モジュールについて詳しく説明しました。以下では、定義、動作原理、規格、アプリケーションおよびFAQなどの方面からQSFP28 LR4光モジュールを紹介します。
QSFP28 LR4 Wiki
QSFP28 LR4とは
QSFP28 LR4は、1295nm〜1310nmの動作帯域幅を持つ100Gイーサネットネットワークで最大10kmの長距離伝送用に設計されたホットプラグ対応の4芯全二重光モジュールです。伝送距離に対する従来の需要に対応する超大規模データセンターに理想的なソリューションを提供します。同時に、QSFP 100G LR4モジュールはIEEE 802.3ba規格に完全に準拠しています。
QSFP28 LR4の動作原理
100G QSFP28 LR4光モジュールは、4つの25Gbps電気信号を4つのLAN WDM光信号に変換し、100G光伝送用の単一チャネルにおいて多重化します。受信側では、モジュールは4つのLAN WDM光信号に逆多重化する100G光入力を再利用し、それらを4つの電気信号出力チャネルに変換します。
図1:QSFP28 LR4モジュールの動作原理
FS QSFP28 LR4データシート
FS QSFP28 LR4(製品詳細)光ジュールはすべて業界標準を満たすように製造されており、多くのお客様に認められています。そして、Cisco、Juniper、Arista、Brocade、Dellなどの200以上のベンダーと互換性があることは証明されています。また、FS QSFP28 LR4光ジュールはQSFP28 MSA、IEEE 802.3ba 100GBASE-LR4、およびIEEE 802.3bm CAUI-4標準に完全に準拠しています。
QSFP 100G LR4の規格
フォームタイプ | QSFP28 |
---|---|
波長 | 1310nm* |
コネクタタイプ | LCデュプレックス |
ケーブル種類 | SMF |
送信パワー | -6~~4.5dBm |
通信プロトコル | 100Gイーサネット、MSA準拠 |
最大転送速度 | 103.1 Gbps |
最大転送距離 | 10km |
送信機タイプ | DML 1310nm |
DDM/DOM | サポートあり |
受信感度 | <-10.6dBm |
商業用温度範囲 | 0° ~ 70°(32 ~ 158°F) |
*範囲:L0:1295.56nm(1294.53-1296.59nm); L1:1300.95nm(1299.02-1301.09nm)L2:1304.58nm(1303.54-1305.63nm); L3:1309.14nm(1308.09-1310.09nm)
QSFP 100G LR4のメリット
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1、すべてのFS QSFP 100G LR4光モジュールは、プログラミングと広範な一連のプラットフォーム診断テストを通じて、パフォーマンスと互換性を確保する必要があります。また、FS 100GBASE-LR4光モジュールは、関連の業界標準仕様に準拠するほかのモジュールと完全に互換できます。
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2、FSのすべてのQSFP 100G LR4モジュールに対して、1年または5年の保証期間内に交換サービスを提供します。
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3、FS QSFP 100G LR4モジュールは、トランシーバーのコーディングツールであるFSボックスを使用して、すぐにネットワークハードウェア用に再構成できます。このようにして、QSFP28 LR4モジュールはオンサイトでプログラムされ、200以上のOEMデバイスと効率的かつ柔軟的に互換できます。
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4、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、シンガポール倉庫に大量の在庫があるため、QSFP28 LR4 100Gモジュールは即日出荷できます。
QSFP 100G LR4の配線と接続
企業とデータセンターは100Gb/s接続のために、発信10Gb/sおよび40Gb/sのネットワークを使用しています。ほとんどの場合、QSFP 100G LR4は長距離の100G直接接続および相互接続に最適です。
100Gから100Gへの直接接続
100Gの直接接続を実現する方法は、10G/40Gの方法と大差ありません。2つの100G QSFP28 LR4 モジュールをスイッチの対応するポートに接続してから、LC光ファイバケーブルで接続するだけで良いです。
図2:QSFP28 LR4モジュール100G-100Gの直接接続
ラックマウントファイバエンクロージャーを備えた100Gから100Gへの相互接続
次の図に示すように、高密度のQSFP 100G LR4相互接続ケーブルは、ラックマウントファイバエンクロージャー(製品詳細)、MTPファイバアダプタパネル、およびMTPトランクケーブルを使用して実現できます。このソリューションでは、ファイバエンクロージャーとアダプタパネルが構造化ケーブル管理に使用されます。
図3:QSFP28 LR4モジュール100G-100G相互接続
QSFP 100G LR4に関する FAQs
Q1: 反対側のCFP 100G LR4に接続されている場合、QSFP 100G LR4は機能しますか?
A:はい。QSFP 100G LR4およびCFP 100G LR4モジュールは同じ100G伝送速度で機能し、同じ波長(1310nm)で動作しているため、CFP 100G LR4モジュールに接続するとQSFP 100G LR4は動作します。
Q2: 光モジュールのコネクタをクリーニングする必要はありますか? また、QSFP28 LR4 100Gモジュールのクリーニング方法は何ですか?
A:光モジュールのコネクタにほこりや汚れがたまると、光発射パワーの低下などの問題が発生する可能性があります。より良い接続を確保するために、FSは切断して再接続するたびに両方のコネクタをクリーニングすることを強くおすすめします。100GBASE LR4 QSFP28モジュールをクリーニングするなら、1.25mm LC/MUコネクタ用のFS高品質ワンプッシュ光ファイバペンクリーナーは最適です。
Q3: QSFP 100G LR4対応互換モジュールを機器で使用すると、メーカーの保証に悪い影響を及ぼしますか?
A:いいえ。ネットワーク機器メーカーは、有名ブランドの光学機器しか使用しなければならないと強制しません。実際、もしネットワークで製品の欠陥または不具合が発生し、しかもサードパーティ製品の使用に起因しない場合、ネットワーク機器メーカーは保証対象製品またはサポートプログラムの対象となる製品に対して引き続きサポートを提供します。
Q4: QSFP 100G LR4モジュールを注文した場合、18チャネル1270-1610nm CWDM Mux/Demuxの1310チャンネルで動作しますか。もしくは、Muxには別の1310チャンネルが必要ですか?
A:この100G QSFP LR4 1310nmモジュールは、18チャネル1270-1610 CWDM Mux/Demuxの1310チャネルで動作しないことにご注意ください。Muxには別の1310チャネルが必要です。1310チャネルを選択した場合、使用できない波長は1270/1290/1310/1330/1350/1370nmです。
Q5: FSのQSFP28 100G LR4モジュールはカスタムできますか?
A:はい。FSのQSFP28 100G LR4モジュールはすべてカスタムできます。対応互換のブランドとモデルタイプを提供していただければ宜しいです。また、お客様の好みや要件に合わせるカスタム製品やソリューションに関するお問い合わせをお待ちしております。
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